2010年1月頃、システムエンジニアからフリーランスの実務翻訳者へ転向。 翻訳者として日々出会うであろう、お仕事・生活・人・手続き・幸せ・苦労・雑感などを、 一歩一歩記録していくブログです。
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【Trados 2007】串刺し検索のためのTMのCSVエクスポート方法メモ
2013年06月03日 (月) | 編集 |
本当にお久しぶりです。相変わらず IT 中心の英日翻訳者をやっている「こあ」です。
ツール関連についてまとめておきます。

IT 翻訳だと特に、UI の検索のために大量のグロッサリが参照資料として
渡されることが多いのですが、
困ったことにその形式がバラバラのときがあります。

CSV ファイル、Trados エクスポート形式(テキストファイル)、
Excel(xlsx, xls)などを含む 10 ファイル程度を渡され、
優先度が設定された状態で、そのすべてを参照しなければならない・・・。
このようなとき、皆さんはどうされているのでしょうか。

UI 検索のための画面と手順を少なくしたいので、できれば、
すべて CSV 形式にして、1 行ごとに「英語・日本語」の組にして、
エディタですべてのファイルを grep して串刺し検索したい。


この場合、Excel 形式は保存のしなおしで CSV テキストにできるの
ですが、

Trados 2007 TM のテキスト形式でエクスポートされたものを
渡された場合に、そのままでは「英語・日本語」の組が複数行に
またがっているので、grep できない(しづらい)。

ただ、Trados の Translator's Workbench では直接 CSV に
エクスポートするためのメニューがない・・・。

以前の記事で、Trados TM を直接 CSV エクスポートできるフリーの
Java ツールを紹介した覚えがあるのですが、残念ながら作者の方が
ページを公開しなくなったようです。

できれば公式の手順で CSV にエクスポートしたいのだけど・・・
と長らく悩んでおりました。


と言うわけで試行錯誤の末、Trados 2007 の TM を CSV でエクス
ポートする方法が分かりましたので、書き留めておきたいと思います。
ポイントとして、Trados ではなく SDLX の機能を使用します。

(もっと簡単な方法があるかもしれません)


【SDLX で TM のインポート】

1. スタートメニューより、SDL International > SDL Trados 2007 Freelance > SDLX の「SDLX」を開きます。

2. 「Maintain」より TM メンテナンス画面を開いて、TM > New から TM を新規作成します。

3. TM > Import > Trados よりインポート画面を開き、「Add Selection」ボタンを押して、Trados テキストファイルを指定して「次へ」を押します。

4. 適切な言語とエンコードを指定します。経験上、両方の言語で Unicode(UTF-8)の場合が多いようです。

5. 後続の画面を「OK」して、インポートを実行します。

これで、SDLX の TM 形式(.mdb)で TM ができます。


【SDLX で TM のエクスポート】

TM > Export > Delimited File より、各種設定をしてエクスポートします。


【エントリが足りない!?場合・・】

ところで、インポート完了後に表示される画面で、最後のエントリを表示し、
Trados テキストファイル内でそのエントリを検索すると、ファイルの途中の
エントリである場合があります。

この場合、それ以降のエントリがインポートされていません。


この理由がどうやら、Trados テキストファイル内の改行コードの違いに
あるようです。

・改行コード CRLF のみの場合:正しくインポートされる

・改行コード LF が含まれている場合:インポートがそのエントリの手前で終了する

・改行コード CR :未確認


そこで、LF が含まれている場合に、インポート前の Trados テキストファイル
に対して、次の処理を実行します。

1. LF を CRLF に変換します。
(サクラエディタの場合、全選択して「編集 > CRLF改行でコピー」し、貼り付け)

2. 改行のみの行を削除します。
(サクラエディタの場合、置換で正規表現を使用し、置換前「^¥r¥n」、置換後「指定なし」。¥は半角文字へ)


これで何とか全エントリをインポートして、CSV にエクスポートできる
ようになるはずです・・・。


そろそろ翻訳会社さんの方で Trados を最新版に移行する動きが
出てきているので、
Trados 2007 はいつまで使用できるかわからないものの、
今のところは普及率の高いツールですので、快適に使いたいものですね。
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